交通事故の解決実績

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【外傷性クモ膜下出血・顔面骨折】無保険加害者からの約510万円の示談提案を1400万円まで増額させ直接回収

Dさん 10代・男性・大学生

【外傷性クモ膜下出血・顔面骨折】無保険加害者からの約510万円の示談提案を1400万円まで増額させ加害者勤務先から直接回収

解決事例のポイント

① 約510万円の示談提案から弁護士介入により2倍以上の1400万円で示談解決
② 加害者無保険のため加害者勤務先の会社から示談金1400万円を直接回収

相談前

Dさんは、大学生でしたが、バイク事故に遭ってしまいます。

Dさんのケガは酷く、後遺障害等級併合11級の認定がなされましたが、加害者が無保険であったため、加害者側から提案された示談金は約510万円でした。

この金額で示談してよいものかわからなかったため、Dさんは弁護士に法律相談することにしました。

弁護士小杉晴洋介入による示談解決

加害者は無保険で、加害者の勤務先も倒産するおそれがあるという情報があったため、示談金の増額のみならず、その具体的な回収についても気を遣う案件でした。

Dさんと類似の裁判例をいくつか調べ、約510万円という示談金では低額に過ぎることを加害者に説明し、なんとか示談金1400万円で合意をすることができました。

また、示談書の取り交わしができたとしても、破産されてしまって、実際回収できないのでは意味がありませんので、民法第715条1項の使用者責任を追及し、加害者の会社からの回収に努めました。

不動産などの資産があれば差押えなどによる解決もはかれるのですが、加害者や加害者の勤務先には特に資産もなかったため、他の債権者よりも先に示談金を回収する必要がありました。

毎日のように示談金の支払交渉をし、手形の振出の提案を蹴って、実際に弁護士の預り金口座に示談金1400万円を支払ってもらうことに成功しました。

弁護士は、裁判のプロであると同時に、交渉のプロでもありますので、加害者側無保険の事案など回収が困難な事案は被害者側専門の弁護士に相談されることをおすすめします。

この記事の監修者弁護士

小杉 晴洋 弁護士
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。

経歴
弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。