後遺障害等級の解説

靭帯損傷/断裂 上肢 神経症状

腱板断裂の症状(弁護士法人小杉法律事務所監修)

腱板断裂の症状について

(標準整形外科学第15版(医学書院)、459頁)

症状を呈する場合には痛みが最も多く、動作時痛とともに安静時痛、夜間痛を認めることが多いです。

腱断裂に相当する筋肉の動作筋としての働きが低下するため、棘上筋断裂では外転筋力低下、棘下筋・小円筋断裂では外旋筋力低下、肩甲下筋断裂では内旋筋力の低下が認められます。

また、断裂腱板端が肩峰と衝突することから、多くの場合、有痛弧やインピンジメント兆候が陽性になります。

関連記事

腱板断裂の原因や分類、治療方針や後遺障害認定等についてはこちらの記事で整理しています。

腱板と同じく肩関節の安定性を高めている靱帯について整理した記事はこちらになります。

弁護士に相談を

交通事故や労災事故等で腱板断裂を受傷した場合、加害者に対しての損害賠償請求を適切に行うために、腱板断裂の態様や残存した後遺障害についての立証資料を適切に収集する必要があります。弁護士法人小杉法律事務所の所属弁護士に是非ご相談ください。

この記事の監修者弁護士

小杉 晴洋 弁護士
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。

経歴
弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。