アメリカなどでは、懲罰的損害賠償が認められると聞いたことがありますが、日本では認められないのですか? 死亡事故 交通事故 学校事故 労災事故 スポーツ事故 動物事故 介護事故 アメリカなどでは、懲罰的損害賠償が認められると聞いたことがありますが、日本では認められないのですか? 日本の法制度上は、2020年現在では、懲罰的損害賠償は認められていません。 ただし、加害行為が悪質なケースは慰謝料増額事由とされていて、通常の裁判基準の慰謝料額よりも、高い慰謝料を請求できることになっています。 また、加害者側の態度が著しく不誠実な場合にも、慰謝料を増額して請求することができます。 増額幅は、1割~3割とされるケースが多いです。 この記事の監修者弁護士 弁護士 小杉 晴洋 被害者側の損害賠償請求分野に特化。 死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。 交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。 経歴 弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。 横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。 所属 横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。日本弁護士連合会業務改革委員会監事、(公財)日弁連交通事故相談センター研究研修委員会青本編集部会。 弁護士小杉晴洋の詳しい経歴等はこちら 前の質問 一覧へ戻る 次の質問