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交通事故(人身事故)被害に遭った場合に弁護士に依頼するメリットを解説!

2025.02.04

弁護士費用

このページでは、交通事故被害者側の損害賠償請求を専門とする弁護士が、

  • 人身事故被害で弁護士に依頼するメリット
  • 弁護士によるサポートの詳細
  • 費用倒れを回避する方法
  • 弁護士選びのポイントと注意点

等について解説します。

 

弁護士法人小杉法律事務所では、交通事故被害者側の損害賠償請求を専門とする弁護士による交通事故解決サポートを行っております。

人身事故被害でお困りの方やご家族の方は、ぜひ一度弁護士法人小杉法律事務所にお問い合わせください。

 

交通事故被害者側損害賠償請求専門弁護士による交通事故解決サポートの詳細についてはこちら。

 

弁護士に依頼するメリットとは?

慰謝料の増額が期待できる

交通事故の慰謝料請求では、被害者自身が保険会社と交渉を行う場合、提示される金額が低く抑えられることが多いです。

これは、保険会社が任意保険基準に基づいた金額を提示する傾向があるためです。

 

しかし、弁護士に依頼することで、裁判基準(弁護士基準)と呼ばれる基準を適用して請求することが可能になります。

この裁判基準(弁護士基準)は、過去の裁判例などにより認定された慰謝料額等を参考に定められた基準であり、被害者にとって最も適切(最も高額)な基準になります。

 

この裁判基準(弁護士基準)での請求を行うことにより、弁護士依頼前と比較してより高額な慰謝料を請求することが可能になります。

 

示談交渉の負担を軽減できる

交通事故の被害者が加害者や保険会社と示談交渉することは、精神的にも大きな負担になります。

特に保険会社は交渉のプロであり、被害者にとっては不利な状況になることも少なくありません。

 

弁護士に依頼することで、被害者に代わって交渉を進めてもらえるため、精神的なストレスを軽減できます。

弁護士は保険会社の提示する条件が妥当かどうかを法的に判断し、適切な条件を引き出すための戦略を立てていきます。

これにより、示談がスムーズに進む可能性が高まります。

 

専門知識によるサポートが受けられる

交通事故による損害賠償請求については、専門的な知識が必要となる場面が多々あります。

事故後の警察対応や過失割合の交渉などはもちろん、どの病院を受診すべきか、治療費対応が打ち切られた場合はどうしたら良いのか、

後遺障害等級はどうしたら取れるのか、慰謝料の計算は正しいのか、請求漏れはないのか、など様々な問題に被害者は直面することになります。

 

弁護士に依頼することで、人身事故に専門特化した知識に基づくサポートを受けることができ、被害者にとって有利な条件で手続を進められます。

また、法律に基づいた的確な助言を受けることができるため、事故後の不安や疑問を解消することもできます。

 

被害者の権利を最大限に守ることが可能

人身事故の被害者は、加害者や保険会社とのやり取りの中で不利な立場に追い込まれることがあります。

特に、交渉が難航したり、正当な権利を主張できなかったりするケースも少なくありません。

 

弁護士に依頼することで、被害者の法的な権利を適切に主張し、不当な条件を避けることができます。

さらに、弁護士は被害者の状況や希望を考慮しながら、最善の結果を追求するための方針を立てます。

こうしたサポートにより、被害者の権利が守られ、より良い解決を目指すことができます。

 

弁護士依頼で得られる安心感と信頼感

保険会社との適切な交渉が可能

人身事故において、被害者が加害者の保険会社と示談交渉をするのは非常に大きな負担です。

保険会社は利益を重視するため、提示される賠償額は被害者にとって十分でない場合が少なくありません。

 

弁護士に依頼することで、専門知識を活用して適切な損害賠償金や慰謝料を請求することが可能となります。

また、保険会社とのやり取りを弁護士に任せることで、精神的な負担も軽減されます。

 

後遺障害等級認定のサポート

交通事故の被害により後遺症が残る場合、適切な後遺障害等級が認定されることで、受け取れる慰謝料や損害賠償金が大きく変わります。

適切な後遺障害等級の認定が、適切な慰謝料や賠償金の獲得の第一歩であると言っても過言ではありません。

 

ただし、この後遺障害等級の認定調査を行う自賠責損害調査事務所は、日々大量の事案を処理する必要があるため、

実際に被害者の方に残っている後遺症の具合や日常生活における支障などを見る機会は原則としてありません。

後遺障害診断書をはじめとする、後遺障害等級認定の申請時に提出された書面に基づいて審査を行います。

 

ですから、後遺障害診断書の出来が適切な後遺障害等級が認定されるかどうかを大きく左右します。

 

診断書の作成権限はもちろん主治医にしかありませんが、主治医は治療やリハビリを通じて症状を改善することに専門特化している方です。

「どこにどの程度の後遺症が残っている」という診断書を作成すればどの後遺障害等級に該当するか、といった後遺障害等級の認定基準についての専門家ではありません。

 

この「後遺障害等級の認定基準と、どのような後遺障害診断書を作成したら良いか」という点は弁護士の専門分野となります。

だからこそ、弁護士に依頼することで適切な後遺障害等級の認定の可能性が高まります。

 

 

異議申立てや裁判もデメリット/メリットを相談しながら進めることができる

とはいえ、弁護士に依頼したことによって確実に理想の後遺障害等級が認定されたり、いきなり請求どおりの慰謝料が支払われたり、

というほどスムーズに進むというわけではありません。

 

適切な後遺障害診断書の作成をしたにもかかわらず目当てとしていた後遺障害等級の認定が下りなかったり、

裁判例上は正しい理論を展開していても、相手方が示談に応じなかったり、

といったことは往々にしてあります。

 

このような場合には、適切な後遺障害等級の認定を得るために異議申立てを行う、裁判を行うなどの手段が考えられますが、

異議申立てや裁判には時間がかかりますし、それで確実に被害者側の主張が通るというものでもありません。

 

リスクと可能性を比較衡量しながら方針を検討する必要があるわけですが、

それには経験を有する弁護士のアドバイスを受けるのが一番です。

 

経験ある弁護士と相談しながら進めることで、被害者の方も納得しながら事件を共に進めていくことが可能になります。

 

費用倒れの回避と弁護士費用特約の活用法

弁護士費用特約とは?

弁護士費用特約とは、交通事故や人身事故に遭った際に、弁護士費用を保険会社が代わりに負担してくれる保険の特約です。

被害者が弁護士に相談や依頼をするための経済的負担を軽減する目的で用意されています。

 

この特約を利用することで、弁護士費用を気にせず、安心して専門家のサポートを受けられるようになります。

多くの自動車保険に付帯されるオプションとして提供されているため、契約内容を確認してみることをおすすめします。

 

弁護士費用の相場と費用倒れを防ぐポイント

弁護士費用特約の利用が難しい場合には、各法律事務所が設定している報酬体系に依ることになります。

弁護士費用の相場は、相談料が1時間5000円〜1万円、着手金が受け取れる示談金の10〜20%、成功報酬が得られた金額の10〜20%ほどと言われることが多いです。

 

ただし、具体的な金額は相談内容や各法律事務所によって異なります。

初回無料の法律相談を実施している法律事務所に相談することで、その事務所が信頼できるかどうか、実際自分の事案ではいくらの弁護士費用が掛かるのかなどを確認することができるでしょう。

 

弁護士法人小杉法律事務所では、初回無料の法律相談を実施しているとともに、

交通事故被害者という突然今までの日常を奪われた方々から手出しをいただくのは被害者の方の安全に寄与しないという考えの下、

着手金は原則0円とし、報酬金は相手方から獲得した金額からの精算という報酬体系を採用しております。

 

 

弁護士選びのポイントと注意点

初回相談で確認すべきポイント

初回相談で確認すべきポイントは一言でいえば「この弁護士が信頼できるか」どうかになります。

  • 質問にきちんと答えてくれるか
  • 説得的な説明をしてくれるか
  • 親身になってくれそうか

などを確認し、信頼できる弁護士に依頼しましょう。

 

人身事故を専門とする弁護士のメリット

人身事故を専門とする弁護士に依頼するメリットは、専門的な知識を活かした支援が受けられることです。

一般の弁護士とは異なり、交通事故独自の法的知識や保険会社との交渉経験が豊富なため、より効率的かつ有利な解決が期待できます。

 

例えば、後遺障害等級認定の支援や、慰謝料や示談金の増額を目標とした交渉が強みです。

 

弁護士法人小杉法律事務所では、交通事故被害者側の損害賠償請求を専門とする弁護士による交通事故解決サポートを行っております。

交通事故(人身事故)被害に遭い、ご不安をお抱えの方やそのご家族の方は、ぜひ一度弁護士法人小杉法律事務所にお問い合わせください。

 

交通事故被害者側損害賠償請求専門弁護士との初回無料の法律相談の流れについてはこちら。

 

弁護士法人小杉法律事務所における解決実績の一例

【死亡事故】加害者の嘘を暴き、被害者過失なしで1億円超の賠償金獲得

【死亡事故】裁判で過失割合を逆転させ慰謝料など損害賠償金約3000万円の判決獲得

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この記事の監修者弁護士

小杉 晴洋 弁護士
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。

経歴
弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。日本弁護士連合会業務改革委員会監事、(公財)日弁連交通事故相談センター研究研修委員会青本編集部会。