「中日新聞朝刊」にて、弊所弁護士大澤健人が担当する事件が掲載されました。
2025.05.03
活動内容・実績
令和7年5月27日、代理人弁護士として、弊所弁護士の大澤健人が名古屋地方裁判所に提訴しました。
本件裁判は、2019年9月に学校内で行われた工事により、元生徒の男性がシックハウス症候群を発症したことに対する損害賠償請求訴訟です。
当時1年生だった男性は、校内の外壁や廊下の工事が始まった頃から吐き気などの体調不良を訴えていましたが、学校側は十分な対策を講じなかったと主張しております。
その後、男性はシックハウス症候群を発症し、2020年3月末に転校を余儀なくされました。
さらに、2021年には化学物質過敏症と診断されました。
現在、男性は後遺障害のため自室からほとんど出られない状態で、自宅療養を続けています。
弊所弁護士の大澤健人は、この男性からご依頼を受け、代理人として、学校側および工事業者を相手に提訴しています。
弁護士大澤健人のコメント
「被害者の男性は、本件のような事故がなければ、一般の高校に進学し、大学へも順調に進学し、より平穏な人生を歩んでいたはずです。
学校は、生徒たちにとって安心して過ごせる居場所であるべきです。今回の事件を通して、学校側の不作為が生徒に与える影響の大きさを改めて認識させられました。
今後、この事件を通じて、他の学校においても同様の事故が起こらぬよう注意を喚起し、未成年者が安心して暮らせる社会づくりに貢献できればと考えています。」