後遺障害等級の解説

下肢 神経症状

腓骨神経の麻痺の原因(弁護士法人小杉法律事務所監修)

本記事では末梢神経損傷のうち、腓骨神経麻痺の原因について整理します。

末梢神経損傷一般についてはこちらの記事で整理しています。

腓骨神経麻痺の症状や治療指針、検査や認定されうる後遺障害等級等についてはこちらの記事をご覧ください。

腓骨神経麻痺とは

坐骨神経が膝の上側で総腓骨神経と橈骨神経に分岐します。

総腓骨神経が損傷され麻痺症状等が発生することを腓骨神経麻痺と言います。

腓骨神経麻痺の原因

交通事故や労災事故等の外傷で発生することもありますが、そうでない場合もあります。

事故態様とその後発生した腓骨神経麻痺の症状の関連性が争われる可能性もありますので、注意が必要です。

外傷

(今日の整形外科治療方針第8版(医学書院)、825頁)

脛骨高原骨折、膝関節脱臼、腓骨頭骨折などの膝関節周囲の外傷

脛骨高原骨折の詳細についてはこちらの記事で整理しております。

腓骨の骨折についてはこちらの記事でも整理しております。

その他

睡眠時や習慣的な足組み、ギプス包帯などの物理的圧迫

ガングリオンや骨軟骨腫などのによる圧迫

弁護士に相談を

交通事故や労災事故等で受傷し、腓骨神経麻痺になってしまうことがあります。損害賠償請求を加害者側に対し適切に行うためには、受傷態様を把握し、残存した後遺障害についての立証資料を適切に収集していく必要があります。弁護士法人小杉法律事務所の所属弁護士による無料相談を是非ご活用ください。

この記事の監修者弁護士

小杉 晴洋 弁護士
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。

経歴
弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。