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【高次脳機能障害】弁護士のサポートにより後遺障害等級5級2号の認定を受け、1億円以上を獲得して示談解決した事例

交通事故被害者Dさん(20代前半、男性、会社員)

後遺障害等級5級 自転車 高次脳機能障害

今回ご紹介するのは、交通事故で高次脳機能障害となった被害者Dさん(20代前半、男性、会社員)の解決事例です。

ご依頼を受けた弁護士の前田和基は、
後遺障害等級5級2号を獲得し
合計1億円以上を獲得して示談解決しました。

弁護士はどのように本事案を解決したのでしょうか?
交通事故被害者専門弁護士が解説します。

 

交通事故に強い弁護士法人小杉法律事務所では、
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ご家族様が大きなお怪我をされ、ご不安をお抱えの方は、ぜひ一度弁護士法人小杉法律事務所にお問い合わせください。

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事故の状況

高次脳機能障害

事故態様:車vs自転車 横断歩道横断中
傷病名:外傷性クモ膜下出血、びまん性軸索損傷、高次脳機能障害

Dさんは、自転車で信号のない横断歩道を横断していたところ、左側から走行してきた車にはねられる事故に遭いました。

ご家族様が搬送先に駆け付けた時、Dさんは体全体にチューブが巻かれ、酸素マスクをして意識がなく、大きな事故に遭ったことが見て取れる状態でした。
嗚咽を漏らし号泣状態の加害者から謝罪の電話もありました。

Dさんは、搬送後1か月半意識が戻りませんでした。
意識が回復した後は、リハビリ病院に転院しさらに5か月間入院しました。

その後も、言語・座学・注意力向上などの脳のリハビリや、身体のリハビリなどを行い、身体機能は比較的回復したものの、高次脳機能障害の症状を残して症状固定となりました。

Dさんの高次脳機能障害の症状

・短気、暴力的になった
・幼児退行、気が散りやすい
・ひきこもる、自宅で寝続ける
・過去のことは覚えているが短期記憶ができない
・伝言ができない
・役所等での書類作成ができない
・泥酔して外で寝ることが頻繁にあり、月1で救急隊員に運ばれる。
・金銭管理能力が著しく低下し、過剰に浪費する。家族のお金を使い込む。
・人の物、他人の物を使ってしまう。物の管理ができない。
・左足を引きずる。体が不安定になり左側にふらつく。自転車に乗れない。

 

事故前のDさんは、運動神経がとてもよく積極的な性格でしたが、事故によって突然性格が大きく変わってしまい、ご家族様もご本人様もどうしたらいいのかと悩んでいました。

Dさんは、特に金銭面に不安があり、慰謝料について聞きたいと考えて弁護士に相談をしました。

弁護士前田和基の法律相談

弁護士の前田は、まずお電話で法律相談させていただき、その後直接お会いして再度お話をいたしました。

法律相談では、今後の見通しの説明をさせていただきました。
Dさんは事故の時の記憶がなく、事故状況などに不明点がありましたので、併せて事実関係の確認なども行わせていただきました。

高次脳機能障害の請求項目や慰謝料についてはこちらのページをご確認ください。

 

Dさんは、保険会社から払われている休業損害が少なく、金銭面にも困っていらっしゃいました。

また、症状固定後、後遺障害等級申請などをしている間の休業損害が入ってこない期間の生活もご心配されておりました。

そこで、その分は保険会社に内払い交渉をすることをご提案させていただきました。

 

高次脳機能障害では、本人の自覚のない症状などもあるため、医師やご家族様のご協力が重要となります。

事実整理が重要な案件だと感じましたので、周囲の方々にもお話を伺いつつ事案を進めていきたいと考えました。

受任後の動き、後遺障害等級5級2号の獲得

整形外科徒手検査法、標準整形外科学の書籍の写真

ご依頼を受けた後は、資料の収集から始めていきました。

刑事記録の開示を行い、実況見分調書などの内容分析を行いました。

並行して、ご家族様などにもお話をお伺いしつつ、等級申請に必要な書類の作成を進めていきました。

お伺いしたDさんの症状を踏まえ、病院に検査や後遺障害診断書の作成も依頼しました。

作成された後遺障害診断書には、作業療法評価報告書、言語聴覚療法評価報告書、知的機能・注意機能・記憶機能の検査結果等、複数の検査結果が添付されていました。

しかし、その内容には不利な記載が多数含まれておりましたので、内容を精査して必要な書類だけを残し、有利にならない書類は除いて自賠責に提出することにしました。

自賠責からその書類の提出を求められることもなく、無事に後遺障害等級申請の手続きは進みました。

 

その結果、自賠責から後遺障害等級5級2号の認定が下り、自賠責保険金から傷害分もあわせて約1700万円を獲得しました。
提出書類の精査が功を奏し、事前の想定よりも高い等級を認定いただけました。

約7700万円を獲得して示談解決

等級が確定した後は賠償請求に進みます。

今回の主な争点は逸失利益慰謝でした。

逸失利益は、Dさんが若年労働者であることを考慮し、賃金センサスを元に計算して請求しました。

また、本件事故以降、Dさんは日中はふさぎ込んだり行方不明になることが多く、家族に暴力を振るうなど数回にわたり警察沙汰にもなりました。

このように、事故によって人格・性格が大きく変わってしまったため、通常よりも慰謝料を増額すべきだと主張しました。

 

これに対し、相手方保険会社は、全ての診療録の提示や、症状固定後の就業状況等について詳細な説明を求めるなど、通常よりも詳細な立証を求めてきました。

本当に後遺障害等級5級を前提とした逸失利益・慰謝料を支払う程の症状であるのか、実態に疑念を持っている様子でした。

 

そこで弁護士は、カルテを開示した上で、両親・本人・弁護士で相手方保険会社に出向き、保険会社と直接面談を行いました。
Dさん方と、事前にどういったお話をするかなどの打ち合わせも行った上で、面談に臨みました。

その結果、面談が功を奏してDさんの症状の実態を理解いただくことができました。

これにより、後遺障害等級5級を前提とした逸失利益・慰謝料が妥当であることも認められ、最終支払額約7700万円で示談解決となりました。

自賠責保険金や先に受け取っていた休業損害などもあわせると、合計1億円以上を獲得しての解決でした。

 

示談交渉段階でのカルテ開示等、イレギュラーな対応を求められましたが、それを逆手に取って上手く立ち回ることができたのが成功のポイントになったと思います

適切な金額が認められ、弁護士も心より安堵いたしました。 

 ご依頼者様の声

この事故で仕事にも復帰できなくなり、お金もなくて大変な状況でした。

解決まで時間はかかりましたが、最終的に満足できる金額が支払われて本当に良かったです。

ありがとうございました。

弁護士前田和基のコメント

ご自宅まで伺って、ご本人様やご家族様と何度もお話して進めていった案件で、記憶に残る事案の一つです。

身体機能はある程度回復したからこそ、Dさんが高次脳機能障害による事故前後のギャップに苦しんでいらっしゃるのが伝わってきました。

ご家族様も突然の性格変化にかなり苦労されていましたが、弊所が間に入って対応したことが助けになり、家族内でのサポート体制も整った様子で、賠償という面だけでなく、紛争解決としてもよい形を迎えることができました。

 

弊所は交通事故の被害者専門の法律事務所として、様々な交通事故や後遺症を取り扱っております。

交通事故の損害賠償請求や後遺障害等級でお悩みの場合には、ぜひ一度弊所の無料相談をご利用ください。

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この記事の監修者弁護士

小杉 晴洋 弁護士
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災・介護事故などの損害賠償請求解決件数約1500件。

経歴
弁護士法人小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(現「神奈川県弁護士会」)損害賠償研究会、福岡県弁護士会交通事故被害者サポート委員会に所属後、第一東京弁護士会に登録換え。日本弁護士連合会業務改革委員会監事、(公財)日弁連交通事故相談センター研究研修委員会青本編集部会。